COLUMN流行りの『ChatGPT』を初心者が仕事に使えるか試してみた話

久方ぶりの登場です。年度が新しくなって1ヶ月ちょっと、いかがお過ごしでしょうか。
相変わらずリモートワークメインで仕事をしているKANEDAです。

今回は、流行りにのってChatGPTを取り上げてみようと思います。
マイクロソフトやグーグルがそれぞれAIサービスをローンチするなど、明らかに流行っていますよね。
KANEDAはプライベートで遊び半分の使い方しかしてこなかったのですが、マジメな文章を作成させたらどうなるのか、に興味があって使ってみることにしました!

 

― そもそも、ChatGPTとは

ChatGPTは、アメリカのOpen AI社が開発している『対話型AIチャットツール』です。ユーザが入力したリクエストに対して自然な文章で回答することが特徴で、ここ最近メディアに取り上げられる頻度が高まってきました。
具体的なリクエスト(例えば、○○文字以内で答えて。や、○○年から□□年の間のことを教えて。など)もそれなりに答えてくれる、素人から見たらスゲェ技術です。

 

― 使うためには?

まずは、ChatGPTでアカウント作成が必要です(メールアドレスがあればOK)。
GoogleアカウントやMicrosoftアカウントと連携させることもできます。
そして、ChatGPTに『ChatGPTを使い始めるには』を聞いてみると?

 

 

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ChatGPTを使い始めるためには、以下の手順を実行してください。

アクセス:ChatGPTにアクセスするには、インターネットに接続されたデバイスが必要です。Webサイトまたはアプリを介して、ChatGPTにアクセスできます。

入力:ChatGPTが会話をするためには、あなたが話す内容を入力する必要があります。ChatGPTのインターフェイスにテキストを入力し、送信ボタンをクリックすることで、ChatGPTとの会話を開始できます。

会話:ChatGPTは、入力されたテキストに基づいて自然言語で返答します。会話を続けるには、ChatGPTの返答に対して新しいテキストを入力する必要があります。

終了:ChatGPTとの会話を終了するには、ウィンドウを閉じるか、アプリを終了するか、または退出ボタンをクリックすることで、ChatGPTからログアウトします。

また、ChatGPTを使用する際には、個人情報や機密情報などの重要な情報を入力しないでください。ChatGPTは機械学習に基づく自然言語処理技術であり、情報の機密性を保証するものではありません。

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ちゃんと説明してくれました!

初回利用のことが省かれているのが気になりますが、そもそもChatGPTに質問をできる状態=初回ログインできているので、答えるまでもない(質問者に不必要な回答を省いた)と捉えることができるなぁと思いました。スゲェ技術。

なお、上記の質問に『小学生が分かる程度に』という条件をつけてみた結果は以下のような回答になりました。

 

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ChatGPTは、コンピューター上のプログラムで、人と話すことができます。小学生がChatGPTを使い始めるためには、以下の手順を実行してください。

インターネットに接続されたデバイスを用意して、ChatGPTのウェブサイトにアクセスします。

画面上のテキストボックスに、何か話しかけたいことを書き込みます。例えば、「こんにちは」と書き込んでみましょう。

ChatGPTは、あなたが書き込んだ内容に基づいて、自然言語で返答します。例えば、「こんにちは!どうしたの?」と返事が来るかもしれません。

ChatGPTとの会話を続けたい場合は、再びテキストボックスに書き込みます。ChatGPTはあなたが書き込んだ内容に基づいて、自然言語で返答します。

ChatGPTとの会話を終了する場合は、画面上の終了ボタンをクリックして、ChatGPTからログアウトします。

重要なことは、ChatGPTが機密情報や個人情報を保護するためのシステムではないことを覚えておくことです。ChatGPTを使用する際には、個人情報や機密情報などの重要な情報を入力しないようにしてください。

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回答の文章が優しくなった(難しそうな言葉が減った)感じがしませんか?
自然言語とか機密情報あたりは小学生にわからない言葉だと思いますが、同じことを聞いた(つもり)のにオプションのありなしで差が出るのも面白いですよね。

こういった、具体的なリクエストを追加することでより期待値に近い回答をしてもらえそうです!

なお、最後にChatGPTが言ってるとおり入力された内容を学習していますので、入力する文字は一般的な情報や言葉を使い、個人情報や会社の情報は入力しないほうがよいです。
こういった点から、業務利用には細心の注意が必要です。すでに、会社や団体ごとにChatGPTの利用可否を明確に決めているところが出てきていますよね。

ということで、ChatGPTのさわりを語ったところで本番にいってみたいと思います!

 

― ChatGPTにWebサイトの記事を書かせてみたらどうなるか?

『リモートワーク環境下における人事評価のポイント』というテーマで作成してみてもらいました。

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質問内容:リモートワーク環境下における人事評価のポイントについて、Webサイト掲載を前提に300文字程度で説明してください。

回答:

リモートワーク環境下においても、人事評価は従来通りに行われるべきです。しかし、評価ポイントには以下のような注意点があります。
まず、成果物に着目した評価を行うことが重要です。リモートワークでは、オフィスでのように日常的なコミュニケーションが取りにくいため、成果物がより重要視されます。そのため、目標設定や業務内容を明確にし、成果物の評価を正確に行うことが求められます。

次に、コミュニケーション能力を評価することも大切です。リモートワークでは、コミュニケーションが取りにくく、メンバーとのコミュニケーションが減少することがあります。そのため、上司やチームリーダーは、メンバーと適宜コミュニケーションを取り、業務の進捗状況や問題点を共有することが必要です。このようなコミュニケーション能力も評価ポイントとして加味すべきです。

最後に、メンバーのワークライフバランスを考慮することも大切です。リモートワークでは、業務とプライベートの区別が曖昧になりがちです。そのため、メンバーのワークライフバランスを配慮し、ストレスを感じないような評価制度を設けることが求められます。例えば、フレックスタイム制度の導入や、長期休暇の取得を奨励することが挙げられます。

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当たり障りない感じの文章で、自分としては特に違和感ない内容でした。ただ、文字数の制約によるものではないかと思いますが、大枠すぎて具体的にどうしたらいい、というベストプラクティス的な説明まではいきつけてないですね。
とはいえ、この文章に肉付けすることで、自分の独自文章(記事)とすることはできそうな気がしました。

 

次に、ちょっと遊んでみます。自分が思いつかないことを考えさせてみよう、というネタです。

『リモートワークの新しい呼称案』を考えてもらいました。
リモートワークとか在宅勤務という言葉が世の中に定着して久しいですが、ChatGPTを使って新しい呼称を考え、流行らせられないかという企画です。

 

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質問内容:リモートワークの新しい呼び方の案を10個ほど考えてください。また、その理由も教えて下さい。

回答:

リモートワークには、様々な呼び方がありますが、新しい呼び方として、以下のような案が考えられます。
デジタル勤務 – デジタルテクノロジーを活用した勤務形態であることを表現した呼び方。

テレテク – テレワーク(telework)とテクノロジー(technology)を組み合わせた造語。

オフサイトワーク – 会社のオフィス(onsite)に出向く必要がないことを表現した呼び方。

クラウド勤務 – インターネット上のクラウドサービスを利用して勤務することを表現した呼び方。

フレキシブルワーク – 柔軟な働き方を表現した呼び方。

インターネット勤務 – インターネットを利用して勤務することを表現した呼び方。

ハイブリッドワーク – オフィス勤務とリモートワークを組み合わせた働き方を表現した呼び方

バーチャル勤務 – バーチャルな空間で勤務することを表現した呼び方。

リモートテクノロジー勤務 – リモートワークとテクノロジーを組み合わせた呼び方。

ワークフローテクノロジー – 仕事の流れをテクノロジーで管理する働き方を表現した呼び方。

これらの呼び方は、それぞれデジタル化やテクノロジーの活用、オフィスに出向く必要のない柔軟な働き方などを表現しています。また、新しい呼び方を使うことで、リモートワークに対するイメージを変えることができ、よりポジティブなイメージを持たせることができるかもしれません。

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期待どおり、一般人には思いつかない名称を考えてくれました!
もっともらしい理由をつけてくれましたが、正直『リモートワーク』が定着しすぎていて、新しい呼称を流行らすことは難しそうです。
(『テレテク』なんか、テレワークの略称を打ち間違えたみたいな感じですし 笑)

 

最後に、仕事で楽する方法を聞いてみました。誰もが気になる、ダメなインターネットの使い方です(笑)。

 

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質問内容:リモートワーク環境下でのバレないサボり方を教えて下さい。

回答:

私は、不正行為や職務怠慢についてのアドバイスや支持を提供することはできません。リモートワークは、信頼や自己管理に基づく効率的な作業が求められるため、正当な理由なくサボることは望ましくありません。リモートワークが定着する中で、働き方や生産性の見直しが求められるようになりました。自己管理を徹底し、上司とのコミュニケーションを密に保ち、責任ある働き方をすることが大切です。もし業務上で問題がある場合は、上司や人事担当者に相談し、適切な対処をするようにしましょう。

以下は、自己管理のためのいくつかのヒントです。

スケジュールを立てる:自分のやるべきことをリストアップし、それに対して優先度をつけてスケジュールを立てましょう。スケジュールに沿って作業を進めることで、時間の有効活用ができます。

タイマーを使う:作業に集中するために、タイマーを使って作業時間を設定しましょう。設定した時間内で仕事に集中し、時間切れになったら休憩を取ります。

タスクを分割する:大きなプロジェクトやタスクを小さな単位に分割し、段階的に進めましょう。これにより、タスクが大きすぎて手に負えなくなることを防ぐことができます。

オフライン作業を行う:インターネットやSNSに集中してしまうことがある場合は、ネットワークを切断してオフラインで作業を行いましょう。

モチベーションを維持する:自分自身をモチベーション高く保つために、自分が達成したいことや目標を設定し、達成感を得るようにしましょう。

以上のヒントを実践することで、リモートワークで効率的かつ責任ある働き方ができます。

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、、、まじめか!
ChatGPTは手抜きする方法を教えてくれませんでした。
ダメです、と言いつつ、うまい仕事のしかたは提案してくれましたが、これを見て自分は「AIに管理される世界が来るのか?」と思いました。自分の意志でうまく仕事したいですね。

 

ということで、今回はChatGPTを取り上げてみました。

実際に使ってみて、仕事に使える部分はありそうと思いつつ、最後はやはり人間の手を使わないと、意図がうまく伝わらなかったり正しい表現ができなかったりと、上手に付き合っていく必要がある技術と思いました。
発展が早い技術ですから、今後もちょいちょいChatGPTを使って遊んでみます。
新たな発見があればまたシェアしようと思います!
皆様も1回くらいは遊び半分で使ってみて、最新技術に触れてみてはいかがでしょうか!?

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KANEDA

ITインフラとガジェット大好きおじさん。気になったことは調べてみる・やってみる・使ってみるがモットー。ただし、技術はからっきし。その昔はテレビのお仕事してたとかなんとか。

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