エントランスにそびえ立つ「ボウズマン」
地球上のビジネスパーソンの危機を救うため日夜奔走しているイントラの星からの使者。サイボウズの製品・サービスを象徴する企業キャラクターです。新旧両方のキャラクターが飾られていました。(ユーザー層の変化によって、アメコミ風のボウズマンから、手に持っている可愛らしいボウズマンに変化したとか。)
日本橋駅を降りると駅直結の素敵なオフィスビルが…。ここに「サイボウズ」の本社が入っています。サイボウズという会社、皆さんはご存じでしょうか。サイボウズは1997年8月8日に創業した独自のグループウェアを開発、提供している会社になります。「kintone」「サイボウズ Office」などが有名ですね。そこで、オフィスツアーをして職場環境を見学することができるという情報を耳にしました。なんとも魅力が詰まったお話を沢山伺うことができましたので、TUDOI潜入レポとして取り上げさせていただきました。
今回の【前編】では、サイボウズの今の働きやすさが実現した背景や経緯についてご紹介し、【後編】ではメインイベントである「オフィスツアー」の概要をご紹介していきたいと思います。是非お付き合いください。
一体どんなオフィスで社員の方たちは働いているのでしょう。一昔前はIT企業のイメージは殺風景な部屋で机の上にPCだけを置き、カタカタとひたすらパソコンとにらめっこをしている勝手なイメージをしていました。IT企業の方、失礼でごめんなさい。
実際はどうなのでしょう? 早速、潜入していきましょう!
エントランスを目にした瞬間、「お…既になんだか空気感が違う…」そこには、オフィスと思えない光景が広がっていました。この時点で殺風景なイメージは崩壊し、なんだかワクワクした気分になってしまいます。そこには、広々とした空間が広がっていて、「ここは動物園? はたまたキッズパーク??」まさか、バリバリと働くビジネスマンのオフィスとは思えない。そんな印象でした。
「え、映えるね! 写真撮りたい!」編集部も仕事を忘れてついはしゃいでしまいました(笑) 「あとでお写真撮っていただけますよ」ご担当者の方に優しく促され、気になるところがたくさんありましたが、まずはオフィスツアーの概要を聞くべく会議室へ。
またまた鳥がいたりして、なんだか可愛い会議室へ。
「サイボウズは働きやすい会社らしい」というのは何となく聞いたことがありますが、福利厚生が充実していて社員の融通が少し通りやすいのかな~という程度の認識でした。(無知なままオフィスツアーにノリノリで参加してしまった…)
オフィスツアー前に20分程度のミニセミナーがあり、サイボウズの組織風土づくりや、働き方の多様化について社員さんからお話を伺いました。そこで多様な働き方へのチャレンジしていることを知り、脱帽してしまいましたので、皆さんと是非、素晴らしさを共有できたらなと思います。
多様な働き方を実現するために
1.風土 2.制度 3.ツール の要素があり、三位一体であるということ。
サイボウズの企業理念として「チームワークあふれる会社を創る」というテーマが掲げられています。そしてそのチームワークは下記の3つの要素で構成されていました。この3つの要素を実現するために大切にしたいことを「カルチャー」としてもう少し細かくなっていきますが、ここで印象に残ったことをピックアップして、お話ししたいと思います。
1. 風土
1. 理想への共感 2.多様な個性を重視 3.公明正大 4.自主自律 5.対話と議論
という5つの考え方を大切にしている。
特に興味を感じたのが 「多様な個性を重視」という点です。年齢や性別などカテゴライズされたもののことではなく、自分の価値観や大事にしたいことは何かを知っていて、周りに伝えているか。逆に他人の価値観や大事にしたいことが何か知っているか。を重要視しているという点でした。
友人ならともかく、職場の人のことはなんとなく知っているようで知らないかも? そして自分自身も聞かれない限り自分の大事にしたいことは発信しないかも? というのが日本では一般的ではないでしょうか。職場の意見も聞いてみましたが「あまり自分の大切に感じていることを話す機会ってないし、どこまでが公私のボーダーラインか他人(ヒト)のことってなんとなく聞きづらいよね~」と言った意見が挙がっていました。
なにか仕事に支障をきたす場合は別ですが、敢えて自分自身をさらけ出す必要もないし、「仕事上の付き合いの相手の大事なことを聞いたところでなんなのだ?」と思ってしまいそう。なんだかすごーく閉鎖的な人間に感じてしまうけど、そんな人は結構多いはず(笑)
サイボウズの場合、この言葉の意味合いとしては「お互いに違う価値観を認識し、自分の価値観を相手に押し付けない」という考え方ということでした。
相手と自分の価値観や考え方が違って共感できなくても「そんな考え方をする人もいるんだ」とそれを認める。これってとても大事なことだと、改めて気付かされました。例えば、仕事の進め方や速度、優先順位についても、人それぞれのやり方がありますよね。「まずこれが優先でしょう」などと、無意識に自分の価値観で相手に働きかけてしまうことは「あるある」ではないでしょうか。
2015年のオフィス移転時にあった製品カラー6色の虹の橋。こちらを渡って、地上から空エリアに移動します。
2. 制度
「100人いれば100通りの働き方があって良い」という人事制度の考え方。
「人それぞれの考え方や個性によって多様な働き方があってもいいよね」ということで社員からの意見を聞き、どんどん改善点を増やして、常にバージョンアップしているのだそう。
一例でいうと労働時間についての考え方。「定時制」「フレックス制」など決まった労働時間制度を提示して当てはめる働き方は会社としては管理がしやすいですが、チームメンバーとも相談しながら、一人一人のニーズによって働き方を変えられるっていうのは「まさにイマドキの会社」であり、魅力的な制度だと感じました。こんな働き方ができたら副業で新しいジャンルの職種にトライしてみたり、家庭の事情で通勤が難しいなどあればリモートを提案してみたりできますよね。働き続けながらプライベートも確立することができるようになれば、新たなチャレンジやポジティブな発想がどんどん生まれそうです。一人一人のライフスタイルに合わせて選択する働き方はまさに「ワークライフバランス」の理想の形といえるのではないでしょうか。
至る所にサイボウズらしさが散りばめられている空間デザイン。
3. ツール
リアルオフィスとデジタルオフィスの2種類が存在。
こちらも印象に残ったお話としては「ザツダンを大事にしている」ということ。
サイボウズでは社員同士が「ザツダン」をするような状況をオンラインでも実施したり、コミュニケーションが取りやすいように、サイボウズでは自社製品のkintoneやGaroonなどのツールを利用して、互いの進捗や状況を常に共有したりできるようになっているそう。
ツールを最大限活用することで、オンラインコミュニケーションが活発に行われており、社員同士がザツダンをするような状況をオンラインでも実施したりして、テレワークでデジタルオフィスに出社しても、情報格差がない環境を実現しているとお聞きしました。
何気ないことでも「ザツダン」をすると、不思議と相手に親近感を感じたり、ものごとを言いやすい関係性に繋がっていったりする気がします。発言しやすいだけでなく、社内の風通しも良くなりそう。
一般的に雑談をしていると「サボっている」「時間の無駄」と思われてしまいそうですが「ザツダンが大切」と認めてくれる会社は、すごく居心地が良いものですよね。
さて、そんなこんなであっという間にミニセミナーは終了しました。いかががでしたか? サイボウズの社員がいかに生き生きと働ける環境を構築できたのか、魅力溢れるお話が満載のミニセミナーでした。次回【後編】ではメインイベントである「オフィスツアー」の概要をご紹介していきたいと思います。リアルオフィスは一体どんな感じなのでしょう? 乞うご期待ください。
イベント詳細
サイボウズオフィス見学ツアー
※参加資格:サイボウズ製品を利用されていることが条件となります。
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TUDOI HOUSE
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