寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
東側と北側にしか窓がなく、暖まりにくい部屋で在宅勤務しているKANEDAです。
前回の記事にて予告? したとおり、今回はLANケーブルを見ていきます。
普段の生活で見ないところ(テレビ台の裏側をイメージしてください)を見る必要が出てくるかもしれません。
もしそんなところを見るときには、ホコリにまみれてもいいような装備を整えて挑んでください。
・・そんな装備で大丈夫か? と問われないよう、準備をしてくださいね。
LANケーブルを確認するポイント
「LANケーブルなんてものは我が家に存在していない」というアナタも、将来LANケーブルが必要になるかもしれませんから、ぜひ最後までお読みください。
※携帯キャリアが提供しているホームWifiやモバイルルータなどで自宅のネットワークを構築している場合は、本当にLANケーブルが存在しない可能性がありますが
さて、LANケーブルは、WifiルータなどとPC、Wifiルータと光回線の終端装置(ONUといいます)といった機器間接続に用いられますが、今回は以下のポイントを確認してみます。
- 無駄に長いLANケーブルを使っていませんか?
- LANケーブルの外側(外被)が破損しているものを使っていませんか?
- LANケーブルの先端は壊れていませんか?
- LANケーブルと電源ケーブル(延長ケーブル)を並行に配線していませんか?
- LANケーブルは規格に準拠したものを使っていますか?
さっそく1から解説していきます。
1.無駄に長いLANケーブルを使っていませんか?
LANケーブルは電波やノイズの影響を受けやすく、それは通信速度の低下に繋がりますから、電波やノイズの影響は極力回避する必要があります。そして、長ければ長いほど影響を受けやすくなります。要は、必要な分を必要なだけ、の状態にすることが電波やノイズの影響を極小化するための策なのです。
、、ということで、WifiルータやPCの裏を覗いてみましょう。とぐろを巻いたLANケーブルが転がっていたら、それは『無駄に長い』状態です。
<対処>
巻き尺やメジャーなどで、『PCを使う場所』と『Wifiルータなどの置き場所』の距離を測りましょう。そして、必要な長さのLANケーブルに替えましょう。
量販店で購入できるケーブルは、だいたい
0.5メートル・1メートル・2メートル・3メートル・5メートル・10メートル
の6種類くらいです。1メートル程度あまりをとっておけば、将来の場所変更などにも対応できるでしょう。
2.LANケーブルの外側(外被)が破損しているものを使っていませんか?
量販店で購入できるLANケーブルは、外側(外被)がビニール保護されているものの内部は細い銅線を束ねた撚り(より)線になっています。
銅線自体はとても細いもの(1本0.5ミリ程度)なので、家具などに挟まれたり、人に踏まれたりすると断線することがあります。
断線するとそのLANケーブルは使い物にならなくなります。
LANケーブルの外側(外被)が破損しているケーブルは、何らかの外的ダメージを受けたもでしょうから、内部の銅線にもダメージが及んでいる可能性があります。
<対処>
外側(外被)が破損しているLANケーブルは新しくして、踏まれない場所に配線しなおしましょう。
3.LANケーブルの先端は壊れていませんか?
LANケーブルの先端には、必ずPCやWifiルータなどと接続するためのコネクタが取り付けられています。このコネクタは「RJ-45」と言います。
LANケーブルのコネクタ全体が割れたりすることは稀ですが、よくあるのが「ツメ(ラッチとも言います)」が折れてしまうことです。
「ツメ」は、LANケーブルのコネクタとPCやWifiルータの接続口を固定する役割があるのですが、折れていると正しく固定がされず、いわゆる『半差し』の状態になります。
そうなってしまうと、接触不良で通信がうまくいかなかったり、ちょっとしたことでLANケーブルが抜けてしまって通信断絶に繋がります。
この「ツメ」、頻繁に抜き差ししていると徐々に劣化していくものが多いです(筆者の経験上)。「ツメ」自体が折れていなくても、前述の『固定する役割』が果たせなくなっている場合もあります。
▼「ツメ」が折れたLANケーブルの例
PCなどに接続したあとにぜひ、今使っているLANケーブルを軽く引っ張ってみてください。「ツメ」が劣化しているコネクタは、簡単に抜けてしまうことがあります。
※引っ張るときは『軽く』です。PCなどを机から落とさないように注意してください。
「ツメ」があるものは画像(左)のように固定されているので、引っ張っても抜けませんが、、、
画像(右)のように「ツメ」が折れていたり、劣化していると固定されなくなるので、軽く引っ張るだけで抜けてしまいます。
<対処>
「ツメ」が折れている、もしくはコネクタが固定できなくなっているLANケーブルは、新しいものに買い替えるか、後付けできる補修用の「ツメ」(ラッチ)を取り付けましょう。いずれも、量販店で購入できます。
コネクタだけを新しいものにすることもできますが、材料や工具、試験機を揃えるとなると、LANケーブルを新しいものに買い替えるもしくは補修用ラッチを取り付けたほうが安上がりな可能性が高いです。
ここまで、おうちのLANケーブルの話をしてきました。
記事を見ながら、ご自宅のLANケーブルがどのように配線されているか、ケーブルにおかしなところはないか、見つけられたでしょうか。
この記事で、ちょっとでもLANケーブルのことを見直してもらえたらなら、嬉しい限りです。
・・・4と5はどこいったって?
記事が思いの外長くなったので、次回に延期します(笑)。
次回は、
4.LANケーブルと電源ケーブル(延長ケーブル)を並行に配線していませんか?
5.LANケーブルは規格に準拠したものを使っていますか?
についてお伝えします。
※おことわり
記事内で『LANケーブルを新しくしてみましょう』という対処方法を提案していますが、現状で困りごとのない方へのケーブル買い替えを促すものではありませんし、買い替えたからといって状況が改善する保証はありません。(LANケーブルだけが通信状況を悪化させる要因とは限らないからです)
また、改善効果の感じ方には個人差があります。
ITインフラとガジェット大好きおじさん。気になることは調べてみる・やってみる・使ってみるがモットー。ただし、技術はからっきし。その昔はテレビの仕事をしてたとかなんとか。
TUDOI HOUSE
リモートモデルハウス公開中集中するための環境づくり、そして身体への負担を無くすことは人類共通の必須課題。最新のスツール(椅子) を見つけ…
ワークスタイルにオフィス出社とWEB会議のハイブリッド型が増えたことと、リモワラボ盛況につき、スペースが足りな…
ワークスタイルにオフィス出社とWEB会議のハイブリッド型が増えたことと、リモワラボ盛況につき、スペースが足りな…
寒さが増す今日この頃・・・デスク回りのお悩み事一番と言っても過言ではない・・・
元から猫背だったのが、より美しい猫背になりました・・・。 そんな時に、発見したのが「おうちで健康」をテーマに…