最近、田舎暮らしのコツや2拠点生活の実態を特集するテレビ番組をよく見かけます。先日も朝の番組で特集をしていて、タイミングよく視聴することができました。
とはいえ、前回の記事でも地方移住や2拠点生活の中にはメリットだけでなく、デメリットがあることをお伝えしました。
そこでご紹介したデメリットの1つ「子供の教育の選択肢が限られる」という問題を解決できるかもしれない『デュアルスクール』という新しい教育の取り組みが紹介されていて、とても興味深かったのでさらに調べてみました。
地方と都市で学校を行き来できる
デュアルスクールとは、徳島県が2016年から行っている施策で、地方と都市で学校を行き来する仕組みです。
転校と違って、住民票を移すことなく徳島の学校に短期間通うことができるそうです。移住への関心が年代問わず高まってきていることは以前の記事で書きましたが、家族で移住を考えたとき、子供の学校の問題は切っても切り離せません。
移住先の学校でうまく馴染めるか、都会の便利な生活から田舎の生活へと変わったとき、ちゃんと順応できるか、など心配ごとが多々あります。そんなとき、この『デュアルスクール制度』を活用することによって、子供と一緒に移住体験ができ、子供も地方の学校生活を体験することができるというわけです。
これまでにないくらい毎日イキイキと過ごし笑顔で家に帰ってきた
実際にテレビで紹介されていたのは、徳島県美波町におためし移住した大阪在住の家族でした。美波町の雄大な自然に惹かれて週末たびたび訪れていた際にデュアルスクールの存在を知り、人生の一つの経験になれば、と2週間の期間限定で移住したそうです。
小学校低学年の姉弟2人がデュアルスクールを体験し、ご両親の心配をよそにすぐに学校にも馴染んで新しい友達を作り、これまでにないくらい毎日イキイキと笑顔で家に帰ってきたことがものすごく嬉しかったと言っていたのがとても印象的でした。
今はコロナ過で徳島へ行くことは控えているそうですが、2週間家族で過ごし、さらに徳島へ移住したいという気持ちが強くなったとのことです。
子どもの可能性が広がる
私はこれまで、教育は1箇所で落ち着いて受けるのが当たり前と思っていました。もちろんそのベースは変わりませんが、少し考え方を変えると、たとえ短期間でも学ぶ場所が複数あるということは子どもにとってプラスに働くのではないかなと思います。
「今いる場所がすべてではない。世界にはいろいろな場所・人・価値観がある。」「選択肢はたくさんある。」ということを肌で感じることができる経験は、子どもの可能性を大きくするでしょう。
話は急に変わりますが、今高校生になったうちの子が小学校1年生のころ学校に行き渋った時期がありました。お友達に意地悪されるとか勉強がキライだとか、何か特別な理由があったわけではなさそうでしたが(未だにハッキリした理由がわかりません)、当時は今通っている学校が全てで、もし不登校になってしまったらどうしようとかなり思い悩みました。
担任の先生や学童の先生の協力もありなんとか通い続けることができましたが、そのときにこの制度を知っていたら、利用する・しないは別にして「いざというときは環境を変えることもできる。道はひとつではない。」と心に余裕が生まれていたかもしれません。
このデュアルスクールの取り組みは徳島県のほかに長野県や、北海道の一部でも実施されているようですが、まだまだ全国区ではありません。
徳島県公式サイト
デュアルスクール公式サイト
デュアルスクールの理解が全国に広がり、利用できる自治体がもっと増えると、子育て世代の2拠点生活の敷居が少し低くなるかもしれませんね。
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