以前、朝の情報番組でとりあげられ、様々な意見が出ていた「生理休暇」。
1947年に労働基準法に盛り込まれた日本独自の制度です。パート・アルバイトなどの雇用形態に関わらず取得ができ、『使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない』(労働基準法第68条)となっています。とはいえ、症状やその辛さは人それぞれ。会社に生理休暇の制度があるかあなたは知っていますか?
1947年に労働基準法に盛り込まれた日本独自の制度です。パート・アルバイトなどの雇用形態に関わらず取得ができ、『使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない』(労働基準法第68条)となっています。とはいえ、症状やその辛さは人それぞれ。会社に生理休暇の制度があるかあなたは知っていますか?
1
生理休暇という制度を知っていますか?
A.
はい
93.8
B.
いいえ
6.2
2
(女性の方へ)生理休暇を申請または取得したことがありますか?
取得したことがある
15.4%
取得はないが申請したことがある
0%
取得も申請もしたことがない
84.6%
生理痛と貧血がひどくて起き上がるのが辛かったときにとりました。(30代)
電車で途中下車するほど生理痛がひどく、出社後も保健室で休みました。上司の判断で後日申請しました。(30代)
腹痛が酷くて起き上がるのもつらく、 頻繁にお手洗いに行く必要があったときに取得しました。(20代)
3
(女性の方へ)生理休暇を申請または取得することに抵抗を感じますか?
A.
はい
62.5
B.
いいえ
30.0
C.
どちらでもない
7.5
4
(女性の方へ)生理期間中に在宅で仕事をしたいと思いますか?
とてもしたい
37.5%
可能ならしたい
32.5%
特に思わない
22.5%
その他
7.5%
体調がつらくなければ、在宅でも出社でもどちらでもよい。(40代)
リモートにすることで生理中だということがわかってしまうことに抵抗がある。(20代)
5
まわりで、生理痛やPMS(月経前症候群)などに悩んでいる人はいますか?
いる
69.2%
いない
26.2%
生理痛やPMSがどんなものかわからない
4.6%
6
まわりで生理休暇を申請・取得した人を知っていますか?
A.
はい
27.7
B.
いいえ
72.3
7
(女性の方へ)今後、生理休暇の制度を利用すると思いますか?
積極的に利用する
0.0%
どうしてもの時は利用する
30.0%
特に利用しない
62.5%
その他
7.5%
「どうしてもの時は利用する」人たち
軽い時は通常時とあまり変わらないので 生理痛が酷い時のみ利用できればうれしい。(20代)
基本、生理痛が重くないからどうしてもの時は利用するかも。(40代)
「特に利用しない」人たち
有給との違いや、生理休暇をとることで月の労働時間への影響がよくわかっていない。(20代)
(上司が男性の場合特に)生理中であるということを上司に報告することに抵抗がある。(30代)
有休も消化しきれないので、休みたい場合は有休を使用します。(40代)
Free Voice
生理休暇を5回以上取得される方は、婦人科検診を受けているか会社が確認する制度があると病気の早期発見にもつながるかも(40代・女性)
生理休暇に対してネガティブな男性上司も事実としていると思うので、なかなか浸透しないと思う。(30代・男性)
「誰かが使ってるのを見たことがない」というのがネックなので、生理の程度によらず一度取得してみる試みがあるといいかも。(30代・女性)
男性には生理のつらさがわからないため、理解を深める場があるとよいと思った。(20代・男性)
(生理休暇を含む制度は)やりすぎると男性の「女ばっかりいいよな」の感覚がでるから怖い、だからこそ男性の意見も聞いてみたいなと思います。(20代・女性)
※実施期間:2021年5月27日~6月4日
※対象:首都圏で働く 20歳~69歳の男女65名(うち女性40名)
※集計には株式会社マクロミルのQuestantを使用
ご紹介した以外にもたくさんのコメントをもらい、関心の大きさを感じます。
生理痛やPMSの症状は人によって辛さの程度が異なるため、理解してもらいにくいという難しさを感じます。男性上司への言いずらさも大きな壁ですね。
一方で、制度としてどのように使ったらいいのか分からないという声もありました。これは、企業側の広報活動で解決できる部分だと思います。
個人差があるということも含めた、“生理”そのものへの知識や理解、生理休暇という制度の理解を広めることが重要に感じます。
生理痛やPMSの症状は人によって辛さの程度が異なるため、理解してもらいにくいという難しさを感じます。男性上司への言いずらさも大きな壁ですね。
一方で、制度としてどのように使ったらいいのか分からないという声もありました。これは、企業側の広報活動で解決できる部分だと思います。
個人差があるということも含めた、“生理”そのものへの知識や理解、生理休暇という制度の理解を広めることが重要に感じます。
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